2005年2月05日の投稿

2005-02-05
雪

いずみちゃんと行く混浴の旅 〜豪雪の上越新幹線〜

ゆりこ による 00:00:00 の投稿
カテゴリー: 旅行

いよいよ出発です。朝4半に起床して始発近くの列車に乗り、埼京線で大宮まで出ます。埼京線ホームは地下ですが、エレベータで新幹線乗り換え口のそばに出られるので実は楽なのです。

大宮で合流した参加者は、1人を除いて前回と同じメンバーです。その新人さんは、事前のメールのやりとりでは「鉄道好きの MtF TG」という話でしたが、外見的には性別を越境している雰囲気がありません。服装も汚なくて単なる鉄道オタクという匂いがプンプンです。こりゃヤバイ、もといスゴイ人だと思いましたが、なんとかなるだろうということで、新幹線に乗り込みました。

たにがわ71号

たにがわ71号は200系という車両で、開業当時から運行されているボロいやつでした。車両がボロいんだったら特急料金をマケてくれと思うのは、大阪人的発想でしょうか;-)

高崎を過ぎるまでは何の変哲もない風景ですが、上毛高原を通過するときは豪雪でした。まさに「トンネルを出るとそこは雪国だった」という雰囲気です。越後湯沢も大雪で、防音壁に積もる雪は1m近くあります。軌道には数m感覚でスプリンクラーが設置されていて、ひっきなりに雪を溶かしています。これだけの豪雪地帯で200km/hを越える運転ができるんですから、すごい技術だと感じました。越後湯沢で大半が下車し、20%程度の客がガーラ湯沢まで行きます。もともと車庫があるところを駅にしたため、運転速度はゆっくりです。

ガーラ湯沢駅ホーム

さあ、ガーラ湯沢駅に到着です。さすがにホームには雪が5cmほど積もっています。スキー板をかついだ客はほとんどおらず、事前に配送したかここでレンタルするんでしょう。ほとんどの人がパンツルックで、スカートを履いている人もタイトスカートばかりで、わたしみたいにふりふりひらひらな服はありませんでした。スキー場でふりひら服というのは明らかに場違いでしょう。もちろんそれが狙いだったのです;-)

ガーラ湯沢駅コンコース

改札を抜けると、そこは空港の搭乗カウンターのようなおしゃれな内装でした。リフト券売場、スキー用品レンタルカウンターに行列がありますが、都内から新幹線で一直線で来られる場所とは思えないです。初めて来る人にビビらせるという面では成功でしょうね。

いずみちゃんと行く混浴の旅 〜すごい美佐島駅〜

ゆりこ による 00:00:01 の投稿
カテゴリー: 旅行

町営無料バスで越後湯沢駅に戻り、ここからは北越急行で美佐島駅に向います。が、越後湯沢駅の出発で、ある乗客が「連れが戻ってこない」ということで発車を待たせてしまいました。5分しても来ないため、運転手とホーム係員の判断で、その人は次の列車に乗ってもらうことにして発車することになりました。結局7分遅れになりましたが、この遅れが後々影響するとはこの時点では知る由もありませんでした……。

JR 上越線との分岐駅である六日町までは快速運転です。降りしきる雪で線路がほとんど見えませんが、そこそこのスピードで飛ばしていきます。六日町で後続の特急通過待ちをして、ここから北越線に入りました。

北越線はさすがに高規格線路で、線路がまっすぐ。魚沼丘陵駅からは単線トンネルですが、ここでは当然のごとく110km/hで飛ばします。関西私鉄ならこんな速度は当然ですが、田舎の3セクでこの速度は大したものです。トンネル内の交換所を通過して、目的地の1つである美佐島に到着です。なんと、ここから乗る人が1人おられました!! 列車が出てから、いずみちゃんの到着証拠写真を撮影し、駅舎探検を始めます。

外から見た駅舎

トンネルは地下にあって、ホームのすぐ脇に扉を介して待合室があります。ここから数十段の階段を上ると地上駅舎で、川沿いの道路に面しています。駅舎にはトイレ、畳敷きの待合室、給湯室があり、ゆっくりくつろぐことが可能です。外に出てみましたが、とんでもない積雪です。雪はしんしんと降っていて、めったに人の通らないこの場所は時間が止まったようです。


そろそろ、もう1つの目的である「通過する特急列車の凄さを体験する」のため、地下待合室に向かいます。しかし、定刻になっても列車が来ません。どうやら、越後湯沢の発車遅れと雪による徐行の相互作用でダイヤが乱れているようです。遅ればせながら列車がトンネルに入ったようで、風圧による風切り音が鳴り始めました。トンネルと待合室の間のドアの建て付けが悪いのか、風切り音はピューという耳障りな高音です。しかーし、1分ほどすると列車が停車したのか音が止まりました。どうやら信号所で停車したようです。

上りはくたかの通過
(MPEG4動画:874KB)

そして、数分後、また風切り音がしました。今度は案内放送が流れます。「まもなく、高速で列車が通過します。大変危険です。ホームには絶対に出ないでください。」そう言われても、ホームへのドアはロックされています……。上りということは越後湯沢方面で、十日町を出てから美佐島を通過するまでの加速時間が短かく、あまりスピードが出ません。実際、列車の通過も大したことがなく、むしろスムーズな通過でした。

下りはくたかの通過
(MPEG4動画:664KB)

ほどなく、下り列車が走り出したらしく、風切り音が鳴って「まもなく……」と案内放送がしました。本来、下りは十分に加速されていて160km/hでの通過が楽しめるはずですが、今回は信号所からの加速のため、大したことはありませんでした。


しばらくすると下り普通列車が来ました。約8分遅れです。予定では、この列車に乗って十日町で途中下車して、JR 高崎支社のキャンペーンによるコシヒカリ1kgプレゼント券を引き替えるのですが、ダイヤが乱れたため十日町で行き違いの上り列車にすぐ乗ることになりそうなので、あきらめて美佐島で待ちました。ところが、越後湯沢ゆき列車は15分も遅延して到着したのです!! これでは、十日町で7分余裕があったわけで、コメをもらうことは可能でした。まあ、危機管理の面から、安全策を取って美佐島で待つのは間違っていないわけで、運が悪かったと言えるでしょう。

いずみちゃんと行く混浴の旅 〜荒波の日本海〜

ゆりこ による 00:00:02 の投稿
カテゴリー: 旅行

ふたたび越後湯沢に戻りました。ここで新庄駅に電話して運転状況を確認すると、陸羽西線で早朝の運休があった程度で、以後はほぼ平常通りの運転のようです。羽越線も遅れている様子はなく、ここで「予定通りの行程とする」という方針が決まりました。もし雪がひどくなっても、それは覚悟の上です!!

新幹線ホームに上がると、いずみちゃんは「越後湯沢駅」の2度目の証拠写真を撮影されていました。美佐島駅に行く前はほくほく線ホームでの証拠写真、今回は新幹線ホームでの証拠写真です。JR上越線ホームでの証拠写真は撮っていませんが、ほくほく線ホームの駅名標は JR 東日本スタイルなので、それで OK のようです。

新潟までは、新幹線2階建て車両の上階で沿線風景を見ます。近鉄ビスタカーの2階、京阪特急ダブルデッカーの2階などに乗ったこともありますが、東北・上越新幹線の2階は初めてでした。2階建て車両だと1階に乗るのが好きなので、新幹線の2階は乗ったことがなかったのです。

乗ってみると、防音壁よりも1mくらい上に窓があり、高架橋から近い部分の地平も見ることができます。折りしも雪がすごくて、辺り一面雪原でした。崩壊した家やビルは見当たらず、新幹線の沿線は地震被害が少なかったのかもしれません。台風による堤防決壊地域も新幹線からは離れているようです。

佐渡めき弁当

新潟で駅弁を入手して、いなほ号に乗り込みます。酒田までの長丁場ですが、シートピッチが狭い上にほぼ満席で、圧迫感が相当ありました。さっそく弁当を広げて食事とします。購入したのは「佐渡朱鷺めき弁当」というベタなネーミングのものですが、パッケージや具材の凝り方は見事でした。箸袋が朱鷺の形なんてすてきすぎます。


日本海荒波

新発田・坂町と少しずつ下車客がいましたが、村上で半分ぐらい下車してしまいました。旅客流動的にはここまでが多いんでしょうね。村上から先は日本海沿いを走り、険しい岩に波しぶきがかかっているすばらしい風景を楽しめるところです。残念ながら、われわれの近くの海側席は空かなかったので、ちょっと離れた2人席に移動して風景を楽しみました。

鼠ケ関を過ぎてあつみ温泉に停車すると日本海からは離れます。また雪が舞ってきたので不安になって現在時刻を調べると、定刻より5分遅れているではありませんか。酒田まで行くと折り返しの最上川3号に乗れない可能性が出てきました。安全のため、余目で下車することにしました。

余目は小さいながら待合室があり、寒さを凌げます。ここで最上川3号に乗車しますが、大宮からは初めてのローカル列車となります。トイレ付きディーゼルカーの「キハ710系」で、比較的高速運転ができるようです。行き違い列車の到着が遅れたため、5分遅れの発車です。新庄までは途中1駅停車だけの快速運転で、30分ちょっとで新庄に着いてしまいました。沿線には白糸ノ滝があるんですが、列車からは確認できませんでした。

いずみちゃんと行く混浴の旅 〜新庄から東鳴子へ〜

ゆりこ による 00:00:03 の投稿
カテゴリー: 旅行

新庄駅には5分遅れのまま到着しました。ここは、陸羽西線、標準軌の奥羽本線 (山形新幹線) を行き止まりにして、ホームをH字型にしてあります。このため、跨線橋を使わなくてもすべての線路に行くことができます。新庄止めの列車がほとんどなので、このような配線が可能になったのでしょう。乗客の利便性を最優先にした、よい設計だと感じました。

新庄駅ホーム
のりば案内

新庄の市場

次に乗る列車まで50分の余裕があるので、夕食の鯉鍋のための野菜を購入しました。駅前に市場がありますが、土曜日夕方ということもあり、ほとんど閉まっています。地元産の庄内ねぎなどを入手して、駅に戻ります。

待合室には、乞食も2,3人いて「おねえさん、パン買うお金200円ほどくれないか」と言われてしまいました。ここは毅然と断わります。「そういうのは警察か役所で言うてくださいね。」乞食になったのは事情があるでしょうが、一般市民にたかるのは許せません。いくら不況でも探せば仕事はあるし、役所は救済手段 (宿泊所や弁当など) を提供しているはずです。おせっかいにもお金を恵んでしまうと、仕事を探す努力をしなくなるので、結局タメになりません。


乞食を追いやると鳴子温泉ゆき普通列車の改札をするアナウンスが流れました。この列車が終点まで運転されれば、宿に時間通り到着することは確実です。昨日はヒヤヒヤしましたが、なんとか到着できそうです。陸羽東線はどの駅とも積雪がすごくて、ホームの端や留置線などは2mぐらい積もっています。日も落ちて段々と暗くなっていきます。1時間ほど乗車すると鳴子温泉駅到着です!!

初めて来る鳴子温泉駅は、列車を降りるなり硫黄の匂いがたちこめていました。温泉街でも、駅のホームにまで硫黄臭がするところは珍しいと思います。硫黄臭を楽しみたかったのですが、目的地は隣駅の鳴子御殿湯駅です。そそくさと向かいに止まっていた列車に乗り込むと、「新庄ゆき発車しま〜す」という車内放送が!! 逆方向の列車だったのです。あわてて下車しました。小牛田方面は跨線橋を渡っての乗り継ぎだったのです。アセアセ……。

やっとのことで、本日最後の乗車となる小牛田ゆき列車に乗り、1駅だけ乗車して鳴子御殿湯駅で下車しました。

いずみちゃんと行く混浴の旅 〜鯉鍋と温泉を堪能〜

ゆりこ による 00:00:04 の投稿
カテゴリー: 旅行

鳴子御殿湯駅

長い鉄道乗り継ぎも終了し、いよいよ目的の東鳴子温泉に到着です。昔は駅名も「東鳴子」だったのですが、駅名をかっこよくする風潮にもまれて「鳴子御殿湯」となりました。駅舎は最近建て替えたらしく、おしゃれな外観です。

駅前の「なるみ観光ストアー」で大栗まんじゅうの「なるまん」を購入して、宿である高友旅館に向います。街道はひっそりしとしていて21時すぎではないかと思わせてしまいます。まだ18時すぎというのに……。川沿いにバイパス道路が開通したため、車の往来も少なくなったことも原因でしょう。

途中、氏家鯉店で予約していた鯉のアラを受け取りました。かなり包みは大きそうで、5人で食べられるのか不安……。

高友旅館玄関

さあ、高友旅館に着きました。昔ながらの外観です。ここは旅籠と自炊宿の両方があって、今回は自炊宿に泊まります。後から建増しした自炊湯治用の建物は、部屋に炊事場があって冷蔵庫と食器類が用意されています。

まずは近所の田中旅館の温泉に入ります。風呂だけ利用者の入口があるのですが、18時すぎということもあって、電気がついていません。入口のガラス戸に「締切」という札が斜めに貼ってますが、あたかも「差押」という感じに見え、ホンマに営業してるんか〜〜と疑ってしまいました。こんな鄙びた感じは東鳴子ならでは、と言えるでしょう (ホメてるんかケナしてるんか分かりませんね :-)。

ここの浴室はドーナツ状で、真ん中は吹き抜けになっています。ここに雪が積っているんですが、遠目には、泡風呂かと見えてしまいました。湯は少し熱め (43℃ぐらい?) で、入るのにちょっと苦労しました。浴室は電灯は少なめで湯気が充満しているので、少し陰気です……。

田中温泉から戻ると、次は夕食その1の「大衆食堂舞でミソラーメン」なのですが、わたしは道中でおつまみを食べ過ぎたので、舞はパスしました。宿に残る間、野菜の下ごしらえをすることにしました。が、左足靴下の親指あたりが真っ赤です。あわてて靴下を脱いでみると、少し皮がめくれて出血していました。どうやら、田中旅館の湯船でケガしていたようです。絆創膏を持ってきててよかった。

ちょっと時間をロスしましたが、気を取り直して野菜を切ります。まな板、包丁、ザル、鍋が揃っていて、家の炊事場と使い勝手は変わりません。すばらしい〜〜。ほどなくみなさんが戻ってこられて、続きの仕込みはバトンタッチしました。鯉はアクが大量に出るので、20分ほど下茹でしてアクを取る必要があるようです。味付けは参加者の1人が持参した白味噌です。鯉は、あっさりしているようで、コラーゲンたっぷりでコクがあります。大した味付けをしていないのに、しっかり旨味があるのは、すごい。ただし、少しわたしの好みの味と違ったので、あまり箸は進みませんでした。参加者のみなさんは「うま〜〜」と言って鍋の中身がどんどん減っていくので、ゆっくり食べれば自分の割り当ては減るのでした:-)

鯉は予想通り量が多く、鍋3つ分ありました。2つ目ができあがるまでの間、ここの「黒湯」に入ることにしました。昔は本当に真っ黒だったようですが、今は湯の入れ換え頻度を増やしているようで、黄緑色をしています。こちらも相当に熱く43〜44℃ぐらいありそうです。水道のホースを湯船に垂らして水を注いでちょっとうめました。源泉パイプが浴槽から外してあるのが気になったので、そこから流れる湯に触ってみると微温かったので、水道を止めて源泉パイプの湯を浴槽に流しました。うーむ。これでなんとか全身漬かれそうです。

いずみちゃんと2人で入っていましたが、後から男性(と思われる)2人組が入ってきました。少し遠慮がちで、いずみちゃんが「どうぞ」と声を掛けてもなかなか入ってこられません。遠慮する方がかえって性別の違いを意識させるので、よくないんやけどな〜〜。混浴に入るということは、性別を意識しないで入浴しているということなので、先客がどんな人であっても堂々と入ればいいのです。

風呂から戻ると鯉鍋ができていました。今回もゆっくり箸をすすめてました。食後は枕投げなどするわけがなく、床につきました。