2005年5月29日の投稿

2005-05-29
晴れ

NHK 技研公開

ゆりこ による 2005-05-31 00:50:00 の投稿
カテゴリー: イベント

26日〜29日の日程で開催されている、NHK 技研公開に行ってきました。日頃払っている受信料がどう使われているかのチェックを兼ねて:-)

行って思うのは、技研の建物がきれいってこと。3年前に立て替えたらしく、どこもピカピカです。展示の最初は「技研の75年」ということで、高柳博士が世界で初めて作ったテレビ実験装置 (もちろんレプリカ) がありました。かの有名な「イ」の字が写っている様子は、なかなか感慨深いものです。ちらつきも多いし画面も暗いのですが、戦前にこんなものを作っていたなんて、びっくりします。ITMedia ライフスタイルの記事がわかりやすいのでリンクしときます。

隣には「技研ビジョン」ということで、テレビ視聴エージェントなど、これからの研究指針を示す展示がありました。テレビ視聴エージェントは、要は「質問に答えてくれるテレビ」ということです。一般知識の質問 (今のエジプトの総理大臣は誰) の他に、「今日のドラマは何」と質問すれば、今日放送されるドラマの一覧 (NHK,民放両方含めて) を出してくれる機能もあります。むしろ、後者の機能のが有用だと思いますねーー。「誰誰が出ている番組は何」という質問を試せばよかった……。

その次は2Fに移動します。ここでは地上デジタルを携帯電話で見るための技術展示が多くありました。携帯電話向けデジタル放送 (いわゆる1セグ放送) は、来年2006年春には本放送が始まり、対応端末もその頃には発売されるということのようです。現在でも、2時間はテレビが見られるようで、現在のアナログテレビ付き携帯電話が1時間しか見られないのとは雲泥の差です。さすがに画質やフレームレートは落とされていますが、テロップの文字はきちんと読めます。野球中継での得点表示なども問題ないようです。うーん。これは楽しみですね。

その後は、従来のハイビジョンの16倍の画質であるスーパーハイビジョンの実演とか、最高100万分の1秒の超高速度カメラとか、暗〜いところでも普通に撮れるHARPカメラとか展示されていました。

スーパーハイビジョンは、大相撲春場所を放映していました。土俵にある俵の藁が1本1本見えるとか、観客の顔がはっきり分かるとか、すごい解像度にびっくり。ビットレートは 22Gbps とかで、現状のアナログ放送の実に2000倍です。

高速度カメラは、水を入れた風船を割る様子を撮影するデモをしていました。まず風船のゴムが真っ二つに割けて縮み、中の水はそのまま風船の形をしたまま残ります。それから、重力によって水が落ちるのです。水風船がこのように割れるのは、高速度撮影をするまで分からなかったようです。ゴルフ用具メーカーがショット時のボールの形状変化を調査するのにも使えそうです。ゴルフ用具メーカーさん、おひとつどぉですか?

HARPカメラは、従来の暗視カメラとはちがって、人間の目が暗いところを見る様子を再現できるとのことで、ドラマや映画で暗いシーンを撮影するのに向いているようです。川口浩探険隊の時代にこのカメラがあったらなーー:-)

他にも興味深い展示がいっぱいありましたが、書き切れないので割愛します。技術的には高度ですが、見て分かりやすい内容ばかりなので、科学技術がさっぱり分からんという人でも楽しめると思います。むしろ、科学技術がさっぱりという人だと「え、こんなことはまだできてなかったの?」と思われるかもしれませんね。