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細倉マインパークはパラダイス
くりでん乗車のついでに、終点にあるテーマパーク「細倉マインパーク」に寄ってみました。くりでんが廃止されたらテーマパークもいずれ潰れるかもしれないこと、このテーマパークが、探偵!ナイトスクープで言う「パラダイス」的なものらしいことが理由です (細倉マインパーク写真集)。
果して、行ってみると本当にパラダイスでした。前半の鉱山紹介はマトモなのですが、少々凝りすぎです。詰所を模した展示は、めちゃめちゃリアルなマネキンが居て「うわ、作業員がおる」と思ってしまったし、発破体験シーンではマンガに出てきそうな起爆スイッチ (四角い箱の上にT字バーがついている) があったり……。
でも、極めつけは後半の「タイムトラベルゾーン」です。「地球や自然と私たち人間の環境に大きな課題があり、大自然との関わりについて目覚めてもらうべく創造した世界」ということのようです。これだけでも新興宗教がかっていますが、「ホソキュリアン」という生命体を創造してしまっています;-) 「細倉マインパークに生まれ、人間と自然とのより良い関係を模索する新しい生命体」という説明だけでかなりキテいますが、そのオブジェもかなりすごいです。
その後も、山神社があるわ、太陽の神・天の神・火の神があるわ、恐竜の巣があるわ、森の精がいるわで、テーマパークというよりアート作品に近いレベルになっています。わたしは存分に楽しめましたが、「金返せ!」という人は絶対いそう;-) なお、列車の時間が迫ってて、通常40分で巡れるところを30分ちょっとで出てしまったのは、ちょっともったいなかったかも。砂金取り体験 (追加800円) も20分の時間制限でできるので、合計でたっぷり1時間強は見ておきたかった……。駅とマインパークが片道10分弱かかるので、列車の折り返しが70分しかなかったのは時間不足でした。デジカメのバッテリー残量が怪しく、くりでん若柳駅で車庫とか撮るために電池温存するべく、写真もあまり撮れなかったのも残念。
また、駅近くに鉱山資料館というのがあるそうで、こちらはオーソドックスな展示という噂です。細倉は実は、陸羽東線の池月駅から15kmほどと比較的近いので、くりでんが廃止になってもアプローチできそうなので、機会があればマインパークと鉱山資料館の両方に行ってみたいです;-)