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2008-03-21
くもり

男性専用車両は痴漢冤罪に役立たない

ゆりこ による 23:55:00 の投稿
カテゴリー: ジェンダー・セクシャリティー

ZAKZAK に「大阪市交通局に男性専用車両を作って欲しいという要望が殺到している」という記事が載っていました。「冤罪に逢いたくない」という気持ちは分かりますが、発想が貧弱すぎます!! 女性専用車両ですら、痴漢の撲滅に役立たたず、そもそも性差別を助長している存在なのに、男性専用車両なんて作ったら、性差別・性区別の世の中を助長してしまうではないですか。「区別したら冤罪が撲滅できる」なんてアイディアは薄っぺらいものです。

ちょっと考えただけでも、「男性専用車両に*乗らない*人は、痴漢する人だと思われる可能性がある」「列車の混雑状況が偏ってしまう」などの問題があります。だいたい「男性専用車両」なんて考えただけでキショいですよね;-) 余談ですが、女性専用車両もキモいと思いますし、「専用車両に乗らない人は痴漢されてもいいと思われてしまう」「少年に対する痴漢を防止できない」などの問題があります。

地下鉄御堂筋線で発生した冤罪事件の根源は、駅員および警察が「被害者 (と思われる人) を信用しきってしまう」「疑わしきは逮捕」という運用を行なっているからです。そして、そういう状況があるからこそ「でっちあげ事件が成功する」と思う犯罪者が出てくるのです。まずは、警察が、両者の言い分をしっかりと聞くことが先決です。痴漢では冤罪が多いのですから、当事者のみをしょっぴくのではなく、周囲10mぐらいの目撃者全員を確保するぐらいの運用をするべきでしょう。そして、でっちあげ事件をなくすべく、「痴漢はアカン」ポスターに続いて「痴漢でっちあげもアカン」キャンペーンをするべきでしょう。

今回の冤罪事件は、満員電車ではなく、閑散時間帯であったことが悲しいところです。満員電車に対しては「警備員を載せるべき」という意見を持っていますが、閑散時間帯の場合は警備員を載せるコストが担保できません。嫌なことですが、通勤車両でも防犯カメラを搭載するしかないのかも。とにかく、男性専用車両では問題の根源が解決できません。再考しましょう。「でっちあげ犯罪」をするような悪者は男性専用車ができても仕掛けてくるでしょう!!「警察しっかりしろ」運動の方が効果ありますよ〜〜。

トラックバック・コメント »

  1. > 「冤罪に逢いたくない」という気持ちは分かりますが、発想が貧弱すぎます!!
    > 女性専用車両ですら、痴漢の撲滅に役立たたず、そもそも性差別を助長している存在なのに、
    > 男性専用車両なんて作ったら、性差別・性区別の世の中を助長してしまうではないですか。

    全ての冤罪がなくならないのならやって意味がない。
    全ての痴漢がなくならないのならやっても意味がない。
    そういう発想で考えるのなら、あらゆる施策は無駄ですよね。

    「少しでも減らそう」という立場に立てば、
    女性専用車両にも男性専用車両にも反対にはならないと思います。
    たとえば、男性は男性専用車両に、女性は女性専用車両に、
    共用車両にはカップルや家族連ればかりが乗るようになれば、
    かなり問題は解決に向かうはずでしょう。

    一般に、性差別・性区別をどうするかという話と、
    性にまつわる問題で個別の問題で個人の利益に与るようにすることは、必ずしも同じではなく、
    両者が対立する問題ではバランス感覚が必要です。
    「性差別・性区別をなくす」ことを主張する一方、
    直接的に個人の利益にかかわる問題では「完璧でないとやる意味がない」
    というのは、あまりにもバランス感覚を失しているのではないかと思います。

    のんからのコメント

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