2008年8月31日の投稿

2008-08-31
晴れ

天藤真「大誘拐」

ゆりこ による 03:14:04 の投稿
カテゴリー: 読書
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読書づいている最近ですが、今回は先月古書で購入した、天藤真「大誘拐」を紹介します。刑務所で知りあった3人が出所後に、紀州の大富豪柳川とし子の誘拐を企みます。入念な準備の末、見事略取しますが、いざ5000万円の要求を出そうとすると、本人が「大柳川家の当主を見損のうたら困る。100億円にせよ」と言い出してしまいます。その後も「要求への回答をテレビ放送させる」「本人が健在であることをテレビ中継させる」などと大胆不敵な指示を、警察の裏を掻きつつ実現させてしまうのです。この誘拐劇はどう決着が付くのか?

初出はカイガイ出版部の書下しで、その後徳間NOVELS、角川文庫や創元推理文庫から出ています。わたしが購入したのは創元推理文庫版なので、広告もそうしておきます。

実は、購入したのは先月で、誘拐計画を練る部分で飽きてしまって放置していました。しかし、きのうチャンネル NECO を見ると、これを映画化した「大誘拐 RAINBOW KIDS」が放送されているではありませんか!! 身代金を袋に詰めて輸送し、それをテレビ中継させている場面が流れていました。見た瞬間は本作の映画版とは分かりませんでしたが、ヘリコプターが「和歌山航空」となっており、紀伊山地を飛ぶシーンを見て気がつきました。番組名を確認し、本作を引っ張り出してみると、まさにそうでした。「100億円の身代金」「テレビを使う」などの展開はまさに映像化しやすく、映画版もスムーズな展開でした。まだ読了していなかったので、途中で試聴をやめて本の続きを読んだという次第です。略取を実行してからのストーリー展開はテンポよく、破天荒で抱腹絶倒モノです。誘拐団の「ボス」は並大抵の人物ではありませんよ!!

チャンネル NECO での放送は今日でおわり (8月に4回だけ) なのが残念です。もっと早く読了しておいて、かつ、ケーブルテレビの放送予定を入念にチェックしておけば、映画版もきっちり閲覧できたはずなのに……。映画のDVDを買う手もありますが、ちょっともったいないか……。