2009年4月24日の投稿

2009-04-24
雨

IPA が GPL v3 の解説書を公開

ゆりこ による 04:13:43 の投稿
カテゴリー: ソフトウェア
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4月23日、IPA が GPL v3 の解説書を公開しました (プレスリリース)。IPA オープンソフトウェア・センターのリーガル・タスクグループと、米国 SFLC (Software Freedom Law Center) の共同作業によるもので、各条文ごとに、文章の意図を説明しています。また、v2 との対比を取りつつ解説しているため、GPL v2 を理解する助けにもなるそうです。

わたしは GPL v2 についてはそれなりに理解しているつもりですが、v3 については「食わず嫌い」なところがありました。自作プラグインはすべて “GPL version 2″ のみの指定で、”or later” を外しています。できるだけ早くこの解説書を読破して、GPL v3 が適用できないか検討したいと思います。

また、この解説書をもとに、GPL の勉強会とかもしてみたいですね。オープンソースという言葉はよく知られていますが、その理念まではきちんと理解されていない気もしますし。GPL の場合、ソフトウェアの自由がポイントなんですよね。

[追記] GPL v3 は v2 と「両立しない」(==非互換) なんですね……。WordPress 自体は「GPL version 2 or later」なので、利用者が v2 と v3 の好きな方を選択すればいいですが、テーマやプラグインで v2 固定のものがあると、v3 固定のものと組み合わせて配布するときに、ややこしい問題が起きそうです。それぞれバラバラのプログラムとして「コンベイ」するならばいいんですが、1つのソフトウェア製品としてまとめるときは、ライセンスの互換性問題はとても悩ましいです。

BuddyPress 1.0RC2 日本語リソース

ゆりこ による 22:02:26 の投稿
カテゴリー: WordPressハック
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BuddyPress 1.0-RC2 が公開されましたので、対応する日本語リソースを配布します (JSeries での配布ページ)。1.0RC1 用の公開後、WordBench で運用していくつか調整を図っています。

ダウンロード: buddypress10rc2-ja-2.tar.bz2 (38.0KB)
より新しいリソースがあります。

いくつか日本語が適用されない個所がありますが、それは元のソースが言語リソースのあてはめに対応していない場合や、無理矢理言語リソースを入れるのが無理なため翻訳をあきらめたものです。BuddyPress 1.0 正式版までに開発元にフィードバックを送って、直してもらうようにします。

[追記] だいぶ日本語がこなれてきたと思いますが、それでも訳として不自然なところがいくつかあります。

Blogs → ブログ集
まず Blog を「ブログ」と訳して、Blogs も「ブログ」とすると、上部のメニューに「ブログ」が2つ出てしまいました。メニューにある「ブログ」は、サイト自体のブログであるため「サイトブログ」とかに意訳してしまい、Blogs を「ブログ」とするのが自然かも??
My Account → マイアカウント
「自身のアカウント」では意味が通じないため、苦肉の策で「カタカナそのまま」としました。
Me → わたし
ここだけ「わたし」です。「My なんちゃら」は「自身のなんちゃら」という訳にしているのに、Me だけ「わたし」というのは少し一貫性に欠けそうです。「自身の」を全部「わたしの」にしてしまいましょうか? それならば漢字の「私」の方がいい?
メンバー名の敬称
元が英語のシステムなので、メンバー名のあとに敬称をつけていません。なので「○○ の活動」「○○ と ○○ は友達になりました」とか、すべて敬称略の状態です。日本語だと「○○さん」の方が自然かもしれませんが、なければないで親しみが増す気もします ;-)
Activity, Wire, Friendship, Membership
当初は訳語に悩んだ用語ですが、それぞれ「活動」「電信」「交友関係」「メンバー加入」という感じで訳してみると、うまく当てはまった雰囲気になりました。ヨソでは Activity を「近況」、Wire を「ちょっと一言」「お便り」という訳例もあります。個人的には正確さに欠けると思っていますが (*)、意訳の方法としてはアリかもしれません。本来は、これらの用語を選定した開発者にどういう意図・ニュアンスを持つ言葉なのかを質問して、対応する日本語を決めるのがベストですね。Wire のアイコンが、アンテナぽいものから紫の波動みたいなのが出てる絵なので「電信」がいかにもという気もしなくはありません。
(*) Active を「活発」と訳する以上、「Activity」は「活動」の方が自然でしょう。Wire 以外に Message や Mail という語があるため、Wire には「メッセージ」「メール」と明らかに異なる語を割り当てた方がよいです。さらに「Comment Wire」「Wire message」なる語もあって、これらすべてに矛盾がない語となると「電信」とか「電報」しか残ってこなくなります。Wire は「多くの人に同報する」ような機能なので「同報」がよいかも?? → グループだと「同報」はピタリと来ますが、各個人の「同報」というのは日本語として変??

[追記 4月26日19:15] けっきょく、電信→同報を採用することにしました。試しに WordBench でこの訳語を当てはめて様子を見てみましたが、さほど変ではなく、「うまく当てはまってる」感じがしました。「○○の同報」は日本語として少し変ですが、まあいいかと思っています。「○○からの同報」ではないし (他人も書ける)、「○○との同報」はますます ??? という気がしますし。