2010年3月13日の投稿

2010-03-13
くもり

「法林浩之的ITコミュニティ運営論」を聴講して

ゆりこ による 2010-03-18 22:22:56 の投稿
カテゴリー: イベント,ネットワーク
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3月13日(土)に開催されたオープンソースカンファレンス神戸で、「法林浩之的ITコミュニティ運営論」というセミナーを受講しました。20年に渡ってITコミュニティーを運営してきたノウハウが詰った内容でした。以下、わたしなりにまとめておきます。詳しくは動画を見ましょう。

他団体との積極的な交流
  • 同業コミュニティーを集めたイベントはおもしろい
  • 例: Internet Wook, LL イベント, 関西オープンソース, オープンソースまつり、Gadget 1
  • 人はアウェイで成長する。個人もコミュニティーも外部と交流して刺激を得よう
制限しない
  • 団体名などにとらわれて活動にしばりを入れない
  • ガジェットも UNIX 系OSだからいいや、etc
  • 「大阪大学フォークソング同好会」では誰もフォークなんかしてなかった
定義しない
  • エンジニアは定義したがる
  • イベントやコミュ運営では整然としたルールでは説明できない事象が多い
  • 人によって対応を変えなくてはいけない
  • 機械的な多数決では決められない
  • KOF の開催当初は「Freeware」という名称でモメた
  • Lightiwetight Language イベントは「LL言語」を厳密に定義していない
コミュニティーは持ち寄り
  • 各自が、人/モノ/金を持ち寄って運営
  • 持ち寄ったものはそこで消費される
  • 提供者に対価を払うことを目的としていない
  • 例: JUNETジンギスカンパーティー における「J2スピリット
  • 例: jus の財政は、年会費で事務局を運営しイベントは行事ごとに収支均衡
粘り強く
  • 構築は瞬発力。運用は持久力
  • 開発系の人は、瞬発力はあるが続かないことが多い
  • 継続はマンネリとの戦い。マンネリを防ぐ工夫を
  • 例: LL イベントは毎年名称/ロゴを変えている
懇親会ネタ
懇親会の会費は業界によって違う。OSS系は4000円を上限にしないときつい。ネットワーク系は6000円ぐらいでも平気。それだけ高給取り

「JUNET ジンギスカンパーティー」が事例に登場したのはびっくりしましたが、全般に共感できる内容でした。「コミュニティーは持ち寄り」というのは、わたしもWordBenchカフェ玖伊屋で実践していて気がついていましたが、「制限しない」「定義しない」についても、「そういえばそうなっているな」と感じました。WordBench は「WordPress に興味がある/使っている」だけが参加条件ですし、カフェ玖伊屋も「性的マイノリティーに理解があるなら誰でも参加していい」宴会です。

ただ、それだけに「人付き合いが得意」「会話が上手」じゃないと長く続けられないのかもしれません。人見知りしてしまったり、会話が下手だと、コミュニティーには馴染めず、孤立してしまうのかも。