Yuriko.Net 個別記事

フィルムカメラ FM3A を入手
5月22日に不調となったフィルムカメラ F80S ですが、ニコンサービスセンターに修理依頼してみたところ「基板が割れているため修理不能」という結果になりました。おそらく4月2日の大和田駅で転倒したときにヒビが入っていたのでしょう。ということで代わりのフィルムカメラとして FM3A を入手しました。これは 2001 年に発売されたマニュアル操作のフィルムカメラです。自動露出機能はありますが、フォーカス合わせやフィルム巻き上げは手動です。
FM3A はそのレトロなフォルムと質の高い操作感もあって中古でも4〜6万円ぐらいします。今回は安目の個体を入手しました。フィルム装填も手動ですが、手動だからこその確実性が安心に繋がります。
50mm F1.4D のような明るいレンズを付けるとピント合わせもやりやすいです。しかし、ピント合わせ用のスプリットスクリーンが中央にあること、自動露出が中央重点測光であることから、どうしても日の丸構図になりがちです。うまく工夫して撮影しないといけません。
そして、単焦点 28mm レンズ「Ai AF NIKKOR 28mm f/2.8D」も入手しました。FM3A では G レンズが使えないため、手持ちの使えるレンズは 20mm, 50mm しかありません (共に AF の D タイプ)。これでは不便なので、風景およびスナップ用に 28mm を選択しました。28mm F2S や 35mm F2D, 35mm F1.4S などと迷いましたが、S レンズは中古市場に少なく、画角としても 35mm よりも 28mm の方が使いやすいと判断しました。AF-D レンズにしたのはデジタルカメラおよびオートフォーカスなフィルム一眼カメラを再度入手したときに使いやすくするためです。
F80S と比べると、フォーカス合わせや絞りの決定などのプロセスに時間がかかるため、どうしても撮影テンポが長くなります。F80S ではフィルム消費が鰻上りでしたが、FM3A はさほど消費が増えない印象です。1時間で2本がやっと。
[...] 入手して間もない FM3A の試し撮りを兼ねて生田緑地ばら苑で撮影してきました。レンズは 50mm 一本勝負で、フィルムは Kodak EliteChrome 100 ExtraColor (EBX) および E100VS です。スキャンはフォト [...]