読書カテゴリーの投稿

Web Designing 誌に寄稿
本日発売の Web Desingin 誌 2010年8月号の第1特集は「WordPressカスタマイズ教本」ですが、そこに「WordPressをケータイ対応させる」として寄稿しました。Ktai Style のインストール、携帯テーマの紹介などの初歩的な内容となっていますが、書店で見かけたら、ぜひ読んでみてください。
おかげさまで Ktai Style は、日本の WordPress ユーザーには絶大な人気を誇っています。しかし、日本語版 WordPress のダウンロード数に比べると Ktai Style のダウンロード数は1ケタ少ないため、まだまだ普及していないと考えています。今回の記事でユーザーが増えるといいな〜〜。

クライトン死す
ジュラシック・パーク、ER緊急救命室などの作者であるマイクル=クライトン (公式サイト 503 エラー頻発のため、Wikipedia 日本語版の記事も参考) が、11月4日 (現地時間) にガンのため亡くなりました。享年66歳。
多くの著作がヒット作であり、映画化も多数されているので有名ですよね。また、作中で取り上げるテーマが2つある (メインテーマとサブテーマ) ことも特徴です。この前、2007年発行の「NEXT」を読んだのですが、これは複数の場面が同時進行するストーリーで、あまりのめり込めなかったので、上巻しか読みませんでした
(なので、当サイトでも取り上げませんでした)
NEXT の次の作品がもう読めないというのは、非常に残念です。もっと多くの作品を作ってほしかったのにーー。

天藤真「大誘拐」
読書づいている最近ですが、今回は先月古書で購入した、天藤真「大誘拐」を紹介します。刑務所で知りあった3人が出所後に、紀州の大富豪柳川とし子の誘拐を企みます。入念な準備の末、見事略取しますが、いざ5000万円の要求を出そうとすると、本人が「大柳川家の当主を見損のうたら困る。100億円にせよ」と言い出してしまいます。その後も「要求への回答をテレビ放送させる」「本人が健在であることをテレビ中継させる」などと大胆不敵な指示を、警察の裏を掻きつつ実現させてしまうのです。この誘拐劇はどう決着が付くのか?
初出はカイガイ出版部の書下しで、その後徳間NOVELS、角川文庫や創元推理文庫から出ています。わたしが購入したのは創元推理文庫版なので、広告もそうしておきます。
実は、購入したのは先月で、誘拐計画を練る部分で飽きてしまって放置していました。しかし、きのうチャンネル NECO を見ると、これを映画化した「大誘拐 RAINBOW KIDS」が放送されているではありませんか!! 身代金を袋に詰めて輸送し、それをテレビ中継させている場面が流れていました。見た瞬間は本作の映画版とは分かりませんでしたが、ヘリコプターが「和歌山航空」となっており、紀伊山地を飛ぶシーンを見て気がつきました。番組名を確認し、本作を引っ張り出してみると、まさにそうでした。「100億円の身代金」「テレビを使う」などの展開はまさに映像化しやすく、映画版もスムーズな展開でした。まだ読了していなかったので、途中で試聴をやめて本の続きを読んだという次第です。略取を実行してからのストーリー展開はテンポよく、破天荒で抱腹絶倒モノです。誘拐団の「ボス」は並大抵の人物ではありませんよ!!
チャンネル NECO での放送は今日でおわり (8月に4回だけ) なのが残念です。もっと早く読了しておいて、かつ、ケーブルテレビの放送予定を入念にチェックしておけば、映画版もきっちり閲覧できたはずなのに……。映画のDVDを買う手もありますが、ちょっともったいないか……。

ジョン=トプセル「ドラゴン——飼い方育て方」
久々の読書カテゴリーです。思わず書店で買ってしまった「ドラゴン——飼い方育て方」(原書房) を紹介しましょう。ドラゴンは実在しない動物ですが、この本は、犬や猫の飼い方指南書と同様のスタイルで、ドラゴンを育てる方法を教えてくれます。ドラゴンとは何か、ドラゴンの品種、選び方、住居、エサ、訓練の方法、そして品評会への参加方法まで書かれています。ドラゴンが好きな人なら、「思わず飼いたくなる」ことうけあいです。
この本のもう1つの特徴は、装丁がすばらしいことです。用紙が羊皮紙かと思わせるような、厚手で茶色っぽく、前小口の裁断面がギザギザしていたものを使っています。全ページフルカラーで、色鉛筆風のやわらかく丁寧に書かれたイラストが散りばめられています。当然ながら、ドラゴンの絵が一番多く、さまざまな品種のドラゴンのいろんな姿を見られます。東洋のドラゴン(龍)、西洋のドラゴン、ムシュフシュ、ヨッパ・ドラゴン、サラマンダー、ドラコン、ダラスクなどなど。
架空動物の飼育本とはすごいモノが出てきました。ネタとして思いついたとしても、ここまで魅力的な内容に仕上げるとなると、よほどドラゴンへの愛着がないとできないでしょう。ドラゴンに興味ある人なら、書店で手に取って確かめられるとよいかと思います。

中島らも「酒気帯び車椅子」
さきほど、図書館で借りた、中島らもの「酒気帯び車椅子」を読了しました。主人公は商社マンで、商談を進めるうちに暴力団に干渉され、自身と家族が 襲われます。病院でリハビリを続け、退院後はとんでもない復讐を行います。破天荒極まりないストーリーの中に、らも独特のトリビアが埋め込まれています。ストーリー進展が早くて、さっくりと読めました。なお、主人公がセクハラ発言の多いオヤジであるというのは、「そういう設定だ」ということで笑えるのですが、ヤクザが妻に暴力を振うシーンは描写が性的にえげつないです。人によっては読むに堪えないかもしれません。
奥付に「本書の内容上、一部矛盾する箇所がありますが、著者が故人であるため、原文のままとしました」とあって、これをみて、この作品が中島らもの遺作にあたることに気がつきました。内容がハチャメチャなのは世界設定の問題ですし、埋め込まれた豆知識の間違いは単なるミスですから、どちらも「矛盾」ではありません。では、どこが「矛盾」なのだろうかと再読してみましたが、よく分かりません……。でも、そんな些細な点は気にならないぐらいバカバカしくて楽しい作品でした。

マイクル=クライトン「恐怖の存在」
久しぶりに図書館に行ったのですが、そのとき、マイクル=クライトンの「恐怖の存在」を見つけました。日本語訳は2005年発行ですが、まだ読んでなかったため、さっそく借りました。
今回は地球温暖化がサブテーマで、メインの内容はサスペンスです。不可解な事件がいろいろ発生し、その裏に不穏な集団が見え隠れします。登場人物の口を借りてサブテーマを語るというクライトン節はこの作品でも健在で、「地球温暖化は本当に起こっているのか」「本当に CO2 が環境破壊を引き起こすのか」という問題が取り上げられています。まだ上巻しか読めていませんが、下巻が楽しみですね〜〜。
[追記] 読了しました。上下巻とも分量が多く、8時間かかりました……。後半はテロリストとの激しい戦いが圧巻です。今までのクライトン作品と違って舞台がどんどん移るのは新鮮ですね。また、クライトン節も強烈です。今回はデーターを豊富に示したり、作者からのメッセージを末尾に配したりと、読者に判断してもらおうという試みもされています。

WordPress 2.2 でつくる最強のブログサイト
ひさびさの「読書」カテゴリーです。WordPress 2.2 の解説本「WordPress 2.2 でつくる最強のブログサイト」を WordPress Plugins/JSeries のメンバーに献本いただきましたので、かんたんにレビューしておきます。
記述内容は、レンタルサーバーの設定とWordPress のインストールが 1/4程度、設定や運用方法が 1/4 程度、テーマとプラグインが 1/4 程度、残りがリファレンス (テンプレートタグと国際化対応) です。WordPress をこれから使おうという人から、ある程度使いこなしている人まで万人向けとなっています。これ1冊で WordPress 2.2 についてほぼ十分な知識を得られるでしょう。ただし、テーマのカスタマイズについては、XHTML, CSS, PHP の知識をある程度要求しますので、別途学習が必要となります。
残念ながら、トラブルシューティングの手法についてはほとんど説明されていません。よくあるトラブルの補足説明はありますが、インストールや運用時に詰まってしまうと、本だけでは解決できないでしょう。WordPress Japan フォーラムで質問するとか、ネットを活用してください。
あと、Macintosh 環境について全く配慮されていないのも不満です;-) FTP クライアントやテキストエディターの操作方法は、Mac 向けソフトも解説してほしいところです (というか、書けと言われたら書きます)。
[追記] 最後に、この本をおすすめしない人について書いておきましょう。WordPress はオープンソースであり、テーマやプラグインの情報もネットで公開されています。つまり、ネットで情報収集できる人ならば、この本は無用です。PHP に慣れている人ならば、実際に動かしてみるなり、WordPress のソースを読むなりした方が早く理解できるかもしれません。

ダ・ヴィンチ・コード原書
先日ダ・ヴィンチ・コードを観賞しましたが、きょう原書を買うてしまいました。書店に寄ってみると、レジの横に原書が積んであったのです。「原作」じゃなくて原書なので、英語版です:-) その書店は、コンピューター書籍のフロアに洋書コーナーがあるので、レジ横に洋書が置いてあるんでしょう。ハリポタ最新作の原書もありました。
映画を見てストーリーを知っているから簡単かと思いましたが、知らない単語はけっこう出てきます。辞書を引きつつ読まないといけません:-) 映画は原作を大幅にはしょったらしいので、原書を読めば、より深く暗号の謎に迫れるかも。

佐々淳行「危機管理のノウハウ」
先日、駅構内で開催されていた仮設の古本市で、佐々淳行さんの「危機管理のノウハウ PART1」を見つけました。105円。
佐々淳行さんは警視庁の警備課長時代に、東大安田講堂やあさま山荘事件の指揮をとった経歴の持ち主で、いくつかの著作を読んだことはありましたが「危機管理の教科書」とも言われているこの本は未読でした。PART2, PART3 も出ていますが、古本市では PART3 は見当たらず、PART1, PART2 しか入手できませんでした。
まだきちんと読んでいませんが、古今東西の事件・戦争などの事例をもとに、危機管理におけるポイントを解説しています。会社の管理職のみならず、18歳以降の人は必読かもしれません。いつ大災害が発生するか分からない現代では、家庭の主婦でも「危機管理」の考え方は必須と言えますから。
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