ソフトウェアカテゴリーの投稿

Google 日本語入力は「玖伊屋」が変換できる
おとといベータ版が発表された Google 日本語入力ですが、驚くべきことに、我らが宴会グループの「玖伊屋」が辞書に入ってることが判明しました。さすが、既存の固有名詞に強いと言われるだけありますね。(記事の初出時に「くい」と打って「玖伊屋」が出てくると書きましたが、学習履歴の消去ミスだったので記述を削除しました)
いままで、新しくパソコンをセットアップしたり携帯電話を買い換えたら、まず、その日本語変換辞書に「玖伊屋」を登録する作業が必要でした。しかし、Google 日本語入力を使う場合はそれが不要になるわけです!! これだけでも、「みなさん Google 日本語入力を使いましょう」と推薦するだけの理由になりますね
ただ、わたしは長年の SKK ユーザーで、Mac OS X では AquaSKK を使っているだけに、Google 日本語入力はあまり使わないと思います……。
ちなみに人名では「どひい」で「土肥いつき」さんがサジェストされました。さすがです。「いけだゆ」では「池田百合子」はでてこないようです (「いけだゆりこ」まで打っても出てこない)。「池田」は有名人が目白押しですから、まあしゃーない。


Android 用 WordPress クライアント PostBot
※HT-03A モニター記事を全部見る。
今日は Android 用 WordPress クライアントの PostBot を試してみました。WordPress の公式ローカルクライアントは、iPhone 用、BlackBerry 用があるだけで、Android 用はまだありません。PostBot はサードパーティーのツールで「新規投稿」に特化したものです。正直、まだ荒削りで使い勝手が悪く機能も十分ではありません……。
PostBot の初回起動時はウェルカムダイアログが出ます。ここで OK を押すと設定画面に移行します。デフォルトの URL は wordpress.com になっていますが、もちろんインストール型 WordPress (wordpress.org のもの) にも対応しています。なぜか、設定を保存した直後はエラーになりますが、「待機」を押して続行すれば問題ありません。
Androidの内蔵ブラウザーはアドレスバーが変
※HT-03A モニター記事を全部見る。
HT-03A の内蔵ウェブブラウザーの挙動を調べてみました。真っ先に目がいったのはアドレスバーです。1行に「ドメイン名 (FQDN) とページタイトル」をまとめて表示するという、他のブラウザーでは見たことのないスタイルです。
ブラウザーのアドレスバーを隠してはならないことは、セキュリティーの立場から必要なことです。Android では、表示スペースを節約するため、最低限必要な情報として FQDN を出しています。残念ながら、長い FQDN の場合は中間ではなく末尾が削られてしまって、真正なサイトかを一目で確認することはできません。とはいえ、メニュー→その他→ページ情報、で URL を確認できるので、目くじらを立てる必要はないでしょう。
問題と言えるのは、リダイレクトがかかったときの挙動です。なぜか、以下のような状態遷移になります。(注: Android 1.6 ではマトモな挙動に直されています)
- 元FQDNのみ
- 新FQDNのみ
- 元FQDN:ページタイトル
- (ページレンダリング中)
- 新FQDN:ページタイトル
もし、あやしいページを開いたことに気がついた場合中止するのは「ページレンダリング中」ですが、このときは、一度表示された新 FQDN が消えてリダイレクト元の FQDN に戻っているため、URL からは「あやしいサイトかどうか」の判定が困難となっています。表示が完了したタイミングで新FQDNに差し替えられています。凶悪なことに、レンダリング中に「ページ情報」を開いても、リダイレクト元の URL しか表示されません!!

セカイカメラを使ってみる
昨日リリースされた仮想現実ソフトウェア「セカイカメラ」を使ってみました。
エアタグの閲覧はそのまま可能で、投稿もユーザー登録さえすれば誰でも可能です。CGMの一種ですね。面白い使い方ができる反面、悪い利用法もいっぱい出てきそうです。
セカイカメラの怖いのは、その地点に行った全員が、そこに貼られたエアタグを見られることです。個人宅に「ここにレズビアンが住んでる」とか書かれたらひどい人権侵害ですし、「郵便箱は右6左4で開けられる」と書かれたら泥棒されまくりです。飲食店で「不味くて食中毒をよく出してる」「店員がよくつまみ食いしてる」とか書かれたら営業に差し支えるでしょう(事実だとしたらそれはそれで問題ですが)。
一応、利用規約で、誹謗や中傷はだめとなっていますが、いまの運営会社はそういう投稿をつぶさに監視できる体制ではないため、事実上放置プレーです。
防衛するためには、今すぐ、iPhoneかiPod touch を手に入れてセカイカメラをダウンロードして、自宅や営業拠点を閲覧しなければなりません。まさに Google ストリートビューと同じような問題を持っています。それどころか、時事刻々とエアタグが投稿されるわけですから、頻繁に確認しなければなりません。ストビューよりも質が悪いと言えるでしょう。
こういうサービスは、開始前に公的機関や市民グループにチェックしてもらうべきだと思いますが、しているんでしょうか……。せめてもの反抗としては、誹謗や中傷にならないレベルで、ネガティブな内容のエアタグを貼りまくって、「セカイカメラはキモい」と思わせることでしょうか……。
個人にはエアタグは「48時間で消える」とかの時間的制約も必要と思います。あとはエアタグの評価システムを導入して、悪いエアタグを小さくしてしまうとか、そういう投稿をした人は投稿数を制限するとかのモデレーションがあれば健全に近づきそうです。


ひたちなか海浜鉄道ウェブサイトが NetCommons 採用で改悪
今年4月で開業1周年を迎えたひたちなか海浜鉄道ですが、同じタイミングで WordPress から NetCommons に変更されていました。リニューアルは、社長の記事に頼ったブログ・スタイルから、多様なニーズに応えられるようにするのが目的だそうで、それは非常に結構なことだと思うのですが、CMS エンジンの変更によって URI 体系が変更になったことが残念でなりません。
まず、「クールなURIは変わらない」の大原則に反しています。もともと、WordPress 構築時代に、デフォルトのパーマリンク (?p=NNN とか ?page_id=NN とかのクエリーを使うタイプ) にしていたのが失敗なんですが、もし、/2009/04/29/1st-aniv/ とかのパーマリンク体系にしておけば、多くのブログツール/CMS エンジンで再現できたはずです。
で、現サイトはどうかというと、各ページの URL は http://www.hitachinaka-rail.co.jp/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=18 のように、動的なクエリーを使ったものとなっています。これまた NetCommons の仕様に縛られる URI 体系なわけで、「クールな URI」に反したものとなっています (NetCommons 以外の CMS にしたら、また URI 変更となる)。せっかくリニューアルするんですから、「100年経っても変わらない URI」にしてもらいたかったです。
次に残念なところは、携帯ページが貧弱になったことです。NetCommons 自体は携帯表示機能がありますが、悲しいことに、イー・モバイル音声端末、Windows Mobile スマートフォンやゲーム機等に対応していません (マイナーなので仕方ないとも言えますが、Ktai Style はマイナーなものにも対応しているのです)。さらに、NetCommons の携帯判定が相当ヤバイという問題があります!! PEAR の NET_UserAgent_Mobile をもとに、独自の IP アドレス判別ルーチンを通して、携帯ネットワーク外からのアクセスを除外しています。携帯の契約者 ID などをもとにした簡単ログインを実装するならば、IP アドレスの判別は必須ですが、閲覧だけやID・パスワードログイン機能だけならば IP アドレス判定は余計です。何より、NetCommons の最新版 (2.1.0.1) に同梱されている html/maple/nccore/MobileCheck.class.php の IP アドレスリストは「IPチェック(調査日 2008.04.11)」という代物で、これでは使いものになりません。IP アドレスチェックを機能として盛り込むならば、2か月〜半年に1回はアップデートが必要です。ごく最近では EZweb が2009年3月10日に IP アドレス帯域を削減し、NTT ドコモは今年9月ごろに IP アドレス帯域を増やすことを予定しています。IP アドレスを削減した場合、これらの帯域が ISP などに再割り当てされたときにセキュリティーを担保できません。逆に、追加された IP アドレスからの閲覧者は、携帯電話から見ているにかかわらず PC からと判定されて、パケット量が膨大な PC ページに飛ばされてしまうのです!! これでは安心して閲覧できません。
はっきり言うと、マトモなパーマリンクが作れず、携帯端末判定が正しくできない NetCommons は捨て去った方がいいでしょうね (少なくとも、公開ウェブサイト用としては)。国立情報学研究所だったら「クールな URI」の概念くらい常識だと思うんですが、そんなにセンスないところなのでしょうか?? 内輪向けのグループウェアとして使うならば URI は動的でもいいと思うんですが、NetCommons はもっと広い用途を想定していますよね? あと、定数使いまくり、*.ini というファイルありまくりなのもダサくて仕方ありません。→元が XOOPS らしく、このダサさは XOOPS 起源なのかも?→Maple の仕様が理由っぽいです。
[追記]URL 短縮ハックがあるようです。ただし「html」という拡張子が付くのがいまいちですね
質問者も、SEO とかじゃなくて URI の永続性についてツッコマないと!!
[もう1つ追記] NetCommonsで作る、魅力あふれる学校サイト (PDF) という論文を見つけたのですが、構築例のブラウザー画面に「アドレスバーがない」というのは、驚きものです。ぜひとも「安全なウェブサイトの作り方」を読んでもらわないと。

IPA が GPL v3 の解説書を公開
4月23日、IPA が GPL v3 の解説書を公開しました (プレスリリース)。IPA オープンソフトウェア・センターのリーガル・タスクグループと、米国 SFLC (Software Freedom Law Center) の共同作業によるもので、各条文ごとに、文章の意図を説明しています。また、v2 との対比を取りつつ解説しているため、GPL v2 を理解する助けにもなるそうです。
わたしは GPL v2 についてはそれなりに理解しているつもりですが、v3 については「食わず嫌い」なところがありました。自作プラグインはすべて “GPL version 2″ のみの指定で、”or later” を外しています。できるだけ早くこの解説書を読破して、GPL v3 が適用できないか検討したいと思います。
また、この解説書をもとに、GPL の勉強会とかもしてみたいですね。オープンソースという言葉はよく知られていますが、その理念まではきちんと理解されていない気もしますし。GPL の場合、ソフトウェアの自由がポイントなんですよね。
[追記] GPL v3 は v2 と「両立しない」(==非互換) なんですね……。WordPress 自体は「GPL version 2 or later」なので、利用者が v2 と v3 の好きな方を選択すればいいですが、テーマやプラグインで v2 固定のものがあると、v3 固定のものと組み合わせて配布するときに、ややこしい問題が起きそうです。それぞれバラバラのプログラムとして「コンベイ」するならばいいんですが、1つのソフトウェア製品としてまとめるときは、ライセンスの互換性問題はとても悩ましいです。

FireMobileSimulator は style 要素の CDATA を解釈しない?
ドコモの HTML-XHTML 比較表 (PDF) を見ていると、style 要素の中身は CDATA セクションに入れるようになっていました。確かに、XHTML では style 要素の中身が PCDATA となったため、どんな文字が来ても問題ないようにするには CDATA セクションで囲む方がよいでしょう (HTML 4.0.1 までは style 要素は CDATA でした)。
ということで、Ktai Style 1.71-beta2 を出したものの、Ktai Style の附属テーマおよび、XHTML インラインスタイルシート変換機構でも、style 要素の中身を CDATA セクションで囲むことにしてみました (Ktai Style 1.71 正式版で採用予定)。ところが、動作確認をしようと FireMobileSimulator を使ってみると、リンク色の指定が反映されません。リンク色は、まさに style 要素で指定しているので、CDATA 絡みの挙動が原因ですね。同じ Firefox 拡張の User Agent Switcher ではリンク色の指定が反映されているので、FireMobileSimulator が CDATA セクションを無視する処理をわざわざ入れているのでしょう。
携帯電話の実機では、FOMA, EZweb, ソフトバンク 3G どれもリンク色が反映されています。つまり、style 要素内を CDATA セクションに入れるのは正しいわけです。うーん、FireMobileSimulator の処理が正しくないということになりますね。これは不便なので、作者に報告して改修してもらわないと……。
[追記] Ktai Style での「style 要素の中身を CDATA セクションで囲む」という変更ですが、同時にインラインスタイルシートを1つにまとめることもやっています。EZweb, ソフトバンク 3G ではテーマの header.php でインラインスタイルシートを挿入していますが、それと body 要素の link, alink, vlink 属性→ style 要素への変換によるインラインスタイルシートとは独立になっていました (head 要素に <style ... /style> が2回出る)。今回、Head Cleaner を見習って、body→style への変換時に、すでに style 要素があれば (EZweb, ソフトバンク 3G の場合)、そこに追記する仕掛けにしてみました。ただし、Head Cleaner のように、CDATA セクションの開始・終了部分をスタイルシートにするハックは入れませんでした。
<style type="text/css"> /*<![CDATA[*/ ... /*]]>*/ </style>
携帯端末の場合なくても問題ないですし、入れることに疑問を感じたためです (入れると文法違反になるかどうかは未調査です)。
[さらに追記] JavaScript の場合、以下のようにCDATA の宣言を1行コメントにする方がよいようです。
<script type="text/javascript"> //<![CDATA[ ... //]]> </script>
でも、スタイルシートの場合、CDATA 宣言の前後をコメントで囲うのが微妙な感じです。ひょっとすると、/* <![CDATA[ (単なる文字列) ]]> */ のように解釈されて、スタイルがコメント扱いになってしまうのではないでしょうか??

PLIMO 開発者は RFC を知らない
シックス・アパートと株式会社 GENOVAが「Movable Type」をベースとした携帯電話専用CMS「PLIMO」を共同開発したそうなのですが、そのデモサイトの出来にがっかりしました。
まず、デモサイトの URL は QR コードで提供されているのですが「左のQRコードを読み込むと」と書いてあるのに、QR コードは右にあります (魚拓)。それぐらいはつまらない誤記だと思ったのですが、それは第一歩に過ぎませんでした。その、読み込んだ URL が驚愕でした。なんと「http://plimo_salon2.plimo.jp/」というものだったからです。ホスト名にアンダースコア (_) が入っているという RFC1123 (日本語訳その1、その2) 抵触モノです!! ホスト名に使えるのはアンダースコアじゃなくてハイフン (-) なのですが、それを分かってないということですよね……。携帯端末とウェブサーバーの間のネットワークに、アンダースコアを含むホスト名を想定していない機器 (プロキシー等) を通った場合、閲覧できない可能性もあります。
また、デモサイトの HTML も、XML 違反があります。48行目「MENU&PRICE」のアンパサンド記号が「&」という記述ではなく「&」となっていて、これがレンダリングエラーになります (Safari とか Firefox で見てみてください)。リンクの色が薄くて見にくいとか、画像の回り込みをテーブルタグで実現しているとか、スペーサー画像の alt 属性が「alt=”space”」だとか、他にもツッコミどころ満載です
デモサイトは自社の技術力を示すものですから、もっと丁寧に、かつ、しっかり作ってもらいたいものです。GENOVA の方はベンチャーなので、少々ミスがあっても「そんなもんか」と思われるだけですが、共同開発者であるシックス・アパートがこれを見逃しているのは、「ありえない」ことだと思います。
シックス・アパートと言えば、携帯電話向けコンテンツ表示モジュール「TypeCast」を自社開発しているはずですが、それとは別に CMS を作ってしまうとなると、TypeCast はどう位置付けるんでしょうね?? TypeCast は ISP 向けであって、別物ということでしょうか。
PLIMO は、携帯シミュレーターを内蔵してプレビュー時に携帯出力を確認できるなど、斬新な機能があるんですが、根幹の部分がいまいちだと先行きが不安ですね……。せめて、ウィルコムとイー・モバイル音声端末にも対応して「5キャリア対応!!」とかやってくれれば、応援する気にもなりますが。



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