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仙台空港鉄道に初乗り
きょう3月18日は、鉄道関連でイベント盛りだくさんなのですが、わたしはそこ中で「仙台空港鉄道の初乗り」を選択しました。ムーンライトながらの運転形態変更、いくつかの新駅開業、PASMO サービス開始と Suica との共同利用開始は見送りです。
前日は仙台駅近くに一泊し、朝5時35分の初電に乗りました。当然ながら一般人よりもマニアとマスコミ関係者多数です;-) 出発式の準備がされていましたが、もっと遅い時間に行うようでした。
同じくきょう開業の太子堂駅では、何人か乗客がありました。そして、名取駅から仙台空港線です。途中駅は都市開発まっさかりで、杜せきのした駅はダイヤモンドシティ・エアリが2月末に開業していたり、美田園駅はホテルが建設されるようです。
仙台空港駅では、到着した列車を撮影する人が多数だったり、18きっぷからの乗り越しと思われる乗客がカウンター式の有人改札が列をなしていたりと、まさにお祭り状態。400円精算すると、乗車記念として LED ライトをいただきました。
空港駅ビルも寄ってみましたが、なんとオープンは6時30分でドアは閉まったままでした!! 真冬だったらどうするんでしょう……。
その後、1駅乗車して美田園駅を攻略し、名取まで戻りました。ここで、午前9時まで粘って、仙台空港鉄道開業記念 Suica を買うか、まっすぐ都内に戻って PASMO 記念カードを買うか迷いました。名取9:05発を逃すと黒磯まで抜けられる列車は11:12発までないので、名取で午前9時ちょうどに Suica を買えない限り9:05発は乗れず、悲しい思いをしそうなので、「初電から記念 Suica を売ってくれない仙台空港鉄道にお金を落とすのはやめ」と考えて、まっすぐ戻ることにしました。
しかし、記念 PASMO はことごとく売り切れていたので、結果論から言うと、仙台空港駅に戻って悠々と記念 Suica を買い、太子堂駅や東北福祉大前駅を制覇してから11:12発の列車で戻るのが最適だったようです……。事前の作戦立案が甘かったですねーー。

1か月ぶりの鳴子温泉
あしたは、仙台空港鉄道の初乗りをしますが、そのついでに鳴子温泉にやってきました。先月も来たので、1か月ぶりです;-)
鳴子御殿湯駅でいずみちゃんと合流し、先月入り損ねた馬場共同湯に入りました。しばらく誰も入っていなかったようで、アワアワ状態を楽しめました。湯温は43度ぐらいらしく、鳴子にしてはぬるめでした。
その後、1駅列車移動して、農民の家の大浴場に入りました。大浴場は女子専用時間が終了して混浴に戻ったばかりで、比較的空いていました。こちらも湯温はぬるめで入りやすかったです。そして、建物内の休憩所で酒盛りしていました。メニュー品目は少ないので本格的に呑むのは無理ですが、ちょっと酔っ払う位なら問題なし。値段も高くも安くもなく良心的。
どちらも初体験でしたが、すばらしい湯を味わえました。鳴子は湯温が高めなのでちょっと苦手なのですが、今回は十分楽しめました。農民の家は一度は宿泊したいですね〜〜。

東山花灯路
京大のあとは、東山花灯路を見学しました。知恩院〜丸山公園〜清水寺ふきんを行灯でライトアップするという、いかにも京都らしいイベントです。今年で5年目らしいですが、見るのは初めてです。
まずは、バスで知恩院前に行き、ライトアップされた友禅苑を拝観しました。美しい日本庭園を薄明りで見るのは、雰囲気たっぷりです。その後は、丸山公園に出て、現代いけばなアートを見たあと、八坂神社に抜けました。
友禅宛は、500円であれだけの広さ (狭さ?) を巡るのはちょっと割高な気がしますが、電気代が高いのでしょう;-) 400円ぐらいが適切な気がしますが、観光地価格ということで。
京大でポコちゃんを見る
きょう開催のカフェ玖伊屋に参加するべく京都に来ましたが、ついでに、折田先生像もとい「ポコちゃん」を見ることができました。
設置されたのが2月下旬ということで多少ほころびているかと思いましたが、きれいな状態のままでした。横の看板は多少汚れているように思えましたが……。
こういうアートをやってしまう学生と、それを撤去せず黙認してしまう当局ともに、京大はすごいというか変なところですねーー。

ムーンライトながら指定席買うの忘れてた
来月10日(土)に京都に行く予定がありますが、うっかりしていて、2月9日(金)発売の、3月9日夜出発のムーンライトながら指定席を買うのを忘れていました。さきほど確認してみたところ、すでに満席です……。
まあ、キャンセルが結構出る列車なので、みどりの窓口詣でを繰り返せば指定が取れる可能性はあります。でも、面倒なので、ヒコーキで行くことにするかも……。なんと、JAL が「FLY ON ポイント・スタートダッシュキャンペーン」というのをしていて、3月末までに4回搭乗すれば FLY ON ポイントが10000ポイント付くというのです。同時に「JAL国内線ステップアップキャンペーン」もやっていて、普通運賃で4回乗ればさらに、FLY ON ポイントが8000ポントつきます。これらをうまく使えば、FLY ON サービスステータスの上級会員になることが容易です。わたしは飛行機を比較的使っていますが、それでも年30回も乗らないので、JMB クリスタルすら達成したことはありません。でも、1万8000ポイントもらえれば、30000ポイントの条件をどうにかクリアできそうです。
普通運賃で素直に乗るのはアホらしいですが、4回回数券ならば特割より少し高いだけなので、おトクです。それでも東京〜大阪線が1回あたり15100円とは、新幹線より高い気が……。
※旅行ウェブログとのクロスポストです。

帰りは無料グリーン席
帰りは、エクスプレス予約のグリーンポイントプログラムを利用してタダでグリーン車に乗りました。640ポイントしかなかったのですが、早めに申し込めば通常より少ないポイントでグリーン車に乗れるため、ぎりぎり「ひかり号」のグリーン車が使えたのです。
で、今回は「ひかり号」だったので 300系車両となってしまいました。シートはさすがに普通席よりもよいですが、内装が 500系/700系より貧弱やし、揺れもひどいんですよね〜〜。新富士付近では揺れがひどくて一瞬目が覚めてしまいました;-)
写真ではグリーン車がガラガラですが、岡山始発なのでこんなもんでしょう。新大阪で少々乗車、京都で大量乗車してほぼ満席になりました。節分の見学のために京都旅行した人が多かったのかも。

三度目の銚子ゆき
リアルタイム旅行レポートでは告知していますが、きょうは18きっぷの消化として銚子方面に行ってきます。1回銚子に行ったときは、銚子駅で日没していまい銚電は乗れず、去年行ったときが、銚電には乗れたものの燈台の中は見学できずでした。今年はヒゲタ醤油の見学と燈台見学などをリベンジする予定です。
当然、リアルタイム速報するのでお楽しみに。今回から画像は 240×320 ピクセルとして投稿するつもりなので、画像の迫力がアップするかも。

帰りは在来線乗り継ぎ
旅行の帰りは18きっぷ利用による在来線乗り継ぎです。しかし、前日からの強風の影響がまだ残っていて、東北本線に運休があるようで、女川まで足を伸ばす計画が遂行できるか不明でした。このため、女川ゆきをやめにして、出発を遅らせて、素直に東北本線を上っていく (地図的には下っていく) ことにしました。
仙台に着くころには完全に晴れていました。これやったら女川行けたかも、と思いましたが後の祭り。仙台空港鉄道の分岐点である名取駅ははっきり確認しておきました。
18キッパーらしき旅行者は多く見られましたが、1人だったので要領よく立ち廻ることができ、座席確保には問題ありませんでした。でも、川崎市内〜京阪神よりは乗り継ぎに自由度が少なく乗り換え箇所が多いのは難点ですね〜〜。JR 東日本がセコいのもありますが、沿線人口が少ないのも一因でしょう。

細倉マインパークはパラダイス
くりでん乗車のついでに、終点にあるテーマパーク「細倉マインパーク」に寄ってみました。くりでんが廃止されたらテーマパークもいずれ潰れるかもしれないこと、このテーマパークが、探偵!ナイトスクープで言う「パラダイス」的なものらしいことが理由です (細倉マインパーク写真集)。
果して、行ってみると本当にパラダイスでした。前半の鉱山紹介はマトモなのですが、少々凝りすぎです。詰所を模した展示は、めちゃめちゃリアルなマネキンが居て「うわ、作業員がおる」と思ってしまったし、発破体験シーンではマンガに出てきそうな起爆スイッチ (四角い箱の上にT字バーがついている) があったり……。
でも、極めつけは後半の「タイムトラベルゾーン」です。「地球や自然と私たち人間の環境に大きな課題があり、大自然との関わりについて目覚めてもらうべく創造した世界」ということのようです。これだけでも新興宗教がかっていますが、「ホソキュリアン」という生命体を創造してしまっています;-) 「細倉マインパークに生まれ、人間と自然とのより良い関係を模索する新しい生命体」という説明だけでかなりキテいますが、そのオブジェもかなりすごいです。
その後も、山神社があるわ、太陽の神・天の神・火の神があるわ、恐竜の巣があるわ、森の精がいるわで、テーマパークというよりアート作品に近いレベルになっています。わたしは存分に楽しめましたが、「金返せ!」という人は絶対いそう;-) なお、列車の時間が迫ってて、通常40分で巡れるところを30分ちょっとで出てしまったのは、ちょっともったいなかったかも。砂金取り体験 (追加800円) も20分の時間制限でできるので、合計でたっぷり1時間強は見ておきたかった……。駅とマインパークが片道10分弱かかるので、列車の折り返しが70分しかなかったのは時間不足でした。デジカメのバッテリー残量が怪しく、くりでん若柳駅で車庫とか撮るために電池温存するべく、写真もあまり撮れなかったのも残念。
また、駅近くに鉱山資料館というのがあるそうで、こちらはオーソドックスな展示という噂です。細倉は実は、陸羽東線の池月駅から15kmほどと比較的近いので、くりでんが廃止になってもアプローチできそうなので、機会があればマインパークと鉱山資料館の両方に行ってみたいです;-)
くりでん乗り納め
旅行2日目は今回のメインと言うべき「くりでん」ことくりはら田園鉄道の乗車です。廃止が決まっている路線にあわてて乗りに行くのは好みではないのですが、一度は見ておいた方がいい路線だと考えて、ぎりぎりにならない程度に乗っておくことにしました (くりでん写真集)。
天気はあいにく雨。予想通り、鉄道ファンと思われる人が多かったのですが、地元の家族連れと思われる人も多く見られました。湿気で窓ガラスが曇ってしまい、外の景色は楽しめなかったり、写真撮影もままならなかったのは残念なことでした。路線名称に違わず風景は田んぼだらけ。市街地の中を通ってないので、貨物輸送なき今は廃止されても仕方ないかもしれません。
でも、栗駒駅近所の「みちのく風土館」で開かれていた「第3回・くりでんの歴史展」を見て考えが少し変わりました。貨物輸送用として計画されたものの、栗原市の発展を考えて旅客輸送にも力を入れていたことが分かったためです。栗原市内を縦横に張り巡らす路線計画があったり、奥羽本線の院内まで伸ばす計画 (のちに湯沢までの延長に変更) があったりしました。また、栗鉄と国鉄との連絡運輸もしていて、栗駒〜東京都区内の常備券もあったようです。これらを見ると、栗原の発展のための鉄道だったということが伝わってきて、廃止されるのがもったいなく思ってしまいました。
しかし、東北新幹線が開通して「くりこま高原駅」が比較的市街地に近いところにできてしまったし、細倉鉱山が閉鎖されて貨物輸送も終了したことが、栗鉄の命運を断ってしまいました。特に新幹線の影響は大きかったでしょう。くりでんの路線が市街地の中心を走っていれば新幹線との連絡駅もできたでしょうが、現在の路線では新幹線駅を大前付近に作ってもあまり意味がなく、廃止はやむなしと思います。
むしろ、あえて廃止を受け入れて、その後は NPO などが観光目的の「保存鉄道」として維持した方がいいでしょう。これは鹿島鉄道にも言えることです。古い設備が残っているだけに、現役の鉄道として残そうとして近代化してしまう方がまずいと思えるからです。