パーソナルナンバータグの投稿

2009-07-30
晴れ

スウェーデンのパーソナルナンバーは生年月日と性別がモロばれ

ゆりこ による 00:29:35 の投稿
カテゴリー: ジェンダー・セクシャリティー,社会問題
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日本でも住基ネットおよび住民票コードが導入されて久しいですが、スウェーデンでは、1947年から個人識別番号 (Personal Identity Number; パーソナルナンバー) という仕組みが導入されています。日本の住民票コードと異なり、住民登録・納税・社会保険のみならず、クレジットカードで買い物をする場合にも必要です。アメリカにも社会保障番号がありますが、それよりももっとオープンに使われているもののようです。

しかし、そのように広く他人に知られる番号であるにかかわらず、番号体系は非常に設計がまずいです。なんと、誕生日と性別情報がモロ入っているのです。

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誕生日8ケタ (以前は6ケタ) 、産まれた場所を示す2ケタ (移民の場合はランダムらしい)、性別を示す1ケタ (偶数が女性、奇数が男性)、末尾1ケタがチェックディジットです。パーソナルナンバーを示すだけで年齢と性別がモロばれというわけです。当然ながら、性転換すると番号は変更になります。それ以外では (転居、婚姻など) では番号は変わらないそうです。

スウェーデンの社会保障がしっかりしているのは有名ですが、誕生日と性別という重大なプライバシーを他人に晒すことを強要しているとは知りませんでした……。以前は西暦の下2ケタを使って10ケタだったのものを、最近になって西暦4ケタ (全部で12ケタ) にしたようですが、そのときに「誕生日と性別に無関係なランダムな12ケタにする」という変更は思いつかなかったのでしょうか。人権団体や「国民背番号制度に反対する人」が横槍を入れたらよかったのに!! 特にトランスジェンダーにとっては非常に住みにくい世界ですよね ;-)

ちなみに、日本の住民票コードは完全にランダムな11ケタで、変更も可能です。アメリカの社会保障番号は9ケタで、ここから読み取れる個人情報はエリアナンバーぐらいです。他にも、住民登録番号や税務番号を導入している国は多いですが (主要国における納税者番号制度の概要 PDF)、その番号体系がどうなっているか気になるところです。