Mac OS Xタグの投稿

Lion で作る WordPress ローカル環境の改訂
おととい公開した「Mac OS X Lion で作る WordPress ローカル環境」ですが、いくつか不備がありましたので修正したものと差し替えました。
- MySQL のダウンロード先が 5.1.58 になっていたのを修正。
- MySQL を始動させる手順を追加。
- MySQL の root パスワード設定を、ホストが 127.0.0.1, ::1, *.local に対して追加 (パスワードなしでログインできてしまう問題があった)。
- MySQL の匿名ユーザー削除の説明を追加。(Windows 版と違い、権限が低いので実害はない)
- httpd.conf, php.ini に書き込み権限を追加。(vi で
:w!
すれば書けるので説明端折ってました) - Web 共有をオンにする説明を追加。(Lion はデフォルトでは Sites フォルダがありません)
- MySQL のアカウントやデータベース作成の説明を追加。(なくても分かるでしょうが念のため)
/Library/WebServer/Documents/
における AllowOverride 設定を追加。- phpMyAdmin は config.inc.php を作らなくてもそのまま動きそうなので説明はそのまま。
- WordPress をコマンドラインでダウンロードするとき curl コマンドに変更。(wget は標準では存在しないため)
- WordPress のコア・テーマ・プラグインの自動更新に対応するための設定を追加。(そう、ちゃんと動くんです)
もともとの資料はワークショップで実演するためのものでしたので、説明を端折っている部分は実演でカバーしていました。Snow Leopard 以後は配布用の資料になっていたため、説明を追加しないと分かりにくくなっていたのでした。今回の改訂で、Mac でのローカル環境構築における「決定版」に近くなったと思います。
なお、シェルを全く使わない方法も可能なのですが、設定ファイルをテキストエディタでいじる部分は回避できないので、シェル操作も似たようなものだろうと残しています。「シェルは難しそう」と思わずに、ひるまずチャレンジを期待しています。


Mac OS X Lion を外付けHDDにインストール
きのう発売が開始された Ma OS X Lion をお試し運用ということで外付け HDD にインストールしてみました。新型 MacBook Air は発注していますが、こちらは Lion の本番環境となりますから、届く前にいろいろ試してみます。外付け HDD ですから、そのまま Air に繋いだらお試し環境が使えるはずです。
まずは Lion の入手です。Snow Leopard が稼動している MacBook ホワイト (Late 2009; ユニボティ) から App Store を起動して Lion を購入します。Dock に Lion が入り、インストーラがダウンロードされます。(うちの環境は Dock が右側なのです)
Lion のインストーラを起動し、ライセンスに同意したらインストール先の確認画面が出ます。ここで「すべてのディスクを表示…」ボタンを押すと外付け HDD を選択できます。その後はインストールボタンを押して続ければ OK です。
Lion では、インストールするパッケージを細かく選択することができないようです。使わない言語環境やプリンタドライバを除外してインストール容量を削る技ができません……。
これで Lion 環境ができました。Lion は見た目が Leopard, Snow Leopard からかなり変わっていて、次世代 OS っぽい雰囲気も出ていますね。バージョン番号は 10.7 ではなくて 11.0 でもよかった気がしますよ。

Mac OS X Lion と新 MacBook Air 発表
日本時間で20日午後9時ごろ、Mac OS X Lion と新 MacBook Air が発表・発売開始されました。OS X Lion は7月発売が発表されていましたが、ついにその日がやってきたわけです。そして、予想通り、Lion 搭載で第2世代 Core i プロセッサー採用の MacBook Air も発売されました。
Mac OS X Lion は当面の間、DVD や USB メモリというメディアでの発売がなく、オンラインの Mac App Store 限定での入手となります。そのかわり 2600円と非常に安価になっています。動作環境は 64-bit 対応の Intel Mac となっていて、Core 2 Duo 以降の CPU が必要となります。初代の MacBook Pro, MacBook, Mac mini などは CoreSolo, CoreDuo 搭載なので動かないわけです……。アプリケーションは PowerPC コードに未対応となり、Rosetta が必要だったものは動きません。
手元の MacBook は、初代ホワイトが未対応、ユニボティの方が Lion 対応しています。1台しかないので、本番運用は先として、とりあえず外付け HDD にインストールしてのお試しとしてみます。
使用中のアプリケーションで未対応になるのは Office 2004 , 駅すぱあと, AppleWorks などが該当します。Office 2004 は昔に作ったプレゼンテーション書類の読み込みや Excel 書類の編集に使っています。新作プレゼンは Keynote なのですが、古いプレゼンの再上演では PowerPoint を使っているだけに、Office 2011 の入手が必要ですね。駅すぱあとは Intel Mac が登場してもずっと PowerPC アプリのままでした。ヴァル研究所は Intel 対応をやる気がないのでライバルソフトの「乗換案内 MacX」に乗り換えが必要です;-) AppleWorks も古い書類を開くときぐらいしか使っていないのですが、そのためには Leopard インストールの PowerBook G4 を残しておけば十分でしょうか。
実は Lion 搭載の MacBook Air をオンライン Apple Store で発注しました。届き次第レポートいたします。
[追記 8月2日] Office 2011 for Mac, 乗換案内 MacX も入手しました。