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55ステーションで黒白フィルムをデジタル化
モノクロフィルムの自家現像に手を出したわけですが、その後の扱いを悩んでいました。ベストな楽しみ方は自家プリントですが、引き伸ばし機の購入や現像バットを複数置ける広い暗室が必要です。後者は「ユニットバス暗室」でなんとかできそうですが、引き伸ばし機がなかなか手に入りません。新品は10万円以上しますし、中古はなかなか出てきません。
ということで、「デジタル暗室」や「ドライプロセス」と呼ばれる方法を検討しました。これはフィルムをスキャナー等でデジタル化してプリンターで印刷してしまう手法です。今回は、55ステーションでフィルムを CD にしてくれるサービスを使いました。店頭にあるミニラボ機でスキャンしてくれるので「55分仕上げ」でデジタル化できます。料金はフィルム1本当たり525円で比較的安価です。ただし画質は 4Base (150万画素) で、そこそこの画素数になります。このサイズだと L/2L 判ぐらいのプリントには十分です。4ツ切りなどを作るにはネガから直接焼き増しを依頼すればいいので、デジタル化の画素数はさほどなくてもいいわけです。
今回スキャンしたのは、自家現像の初回と2回目のフィルムにしました。自宅にあるインクジェット複合機でスキャンを試してみたのですが、反射原稿に対応していない機種なので、階調が全然出なくて白飛びしていたものです。業務用機器でのスキャンは当然ながら綺麗に読み込めています。自転車置き場の画像は ILFORD HP5 を ID-11 の新液で現像したもので、比較的シャープな仕上りになっていますね。間接照明の写真は ILFORD Delta 400 を使いましたが、思ったほど階調のなめらかさが再現できていません……。また、写真のキズがスキャン結果に残ってしまっています。これは致し方ないですね。
1時間仕上げで黒白ネガフィルムをスキャンできるのですから、本式のフィルムスキャナーやフラットベッドスキャナーを導入しなくて済みそうな感じですね。今後も DPE 店のスキャンサービスを使ってみたいと思います。

ポジ写真をDVD化するサービス
1月29日(土)の福井ゆき、2月5日(日)の高松ゆきで撮影したリバーサルフィルム (ポジ写真) を DVD 化するサービスを使ってみました。ヨドバシカメラがリバーサルフィルムの現像を依頼している「KJイメージング」のサービス「HOT ALBUM DVD」です。リバーサルフィルムの場合、1本あたり735円でできますが、キャンペーン中ということで630円になりました。16BASE でこの価格というのはかなり安いと思います。
実物より少し黄色っぽい気がしますが、ほぼ問題ないレベルだと思います。露出オーバーや蛍光灯カブりもある程度補正されていました。リバーサルフィルムはフィルム自体が完成品ですから、こうやってデジタル化したコピーがあれば安心ですね。今後も試してみたいと思います。