メールサーバーに仕込んで、携帯電話・PHS から push 型でモブログ投稿を行うスクリプト wp-mta のバージョン 0.3.0 をリリースしました。今回から WordPress Plugins/JSeries での配布とします。
設置方法・使用方法などは配布ページに記載してありますので、ここではそれ以外の小話を書いておきます;-)
改善点
なんといっても、WordPress コアの修正が不要になった点が大きいです。いくらシェルアカウントが必要な玄人向けスクリプトとは言え、「functions-post.php の修正が必要です」なんてスクリプトは配れませんから……。wp-shot にならい、$allowedposttags
を設定してやることで、div 要素の class 属性を残したまま wp_insert_post()
経由で投稿することができました。なお、犯人は balanceTags()
じゃなくて kses.php の関数群でした;-)
さらに、サーバー側で画像回転する機能を付けましたが、複数の画像があるとき回転方向を画像ごとに選択できるようにしています。これは、他のモグログ投稿スクリプトにはない特徴でしょう。そのかわり、回転方向を指示する文字列の文法が複雑ですが;-)
今後の予定
- 投稿スラッグを指定できるようにする (現状は WordPress に任せているため、日本語 Subject で投稿するとメチャメチャな文字列になってしまう)。
- エラー処理 (特に画像関連) をもっときっちり行う。
- ログ機能をつける → 設置時、投稿失敗時などに有用。
- 画像の管理機能をつける。または WordPress の画像アップローダー経由にする。
- PHP が CGI モードかつ suEXEC が働いている環境の場合、管理画面で .qmail/.forward の生成を行えるようにする。
→ 設置が超簡単になる?? - 投稿者を変更できるようにする。
→ 現状、モブログ用アカウントの作成が必須で、そのアカウントが投稿者になっているため、記事へのコメント通知がそのアカウント (==携帯電話アドレス) に送られてしまうという問題があるため。 - 既存の投稿を修正する機能をつける。
→ 投稿ミスした場合、フルブラウザー付き端末 (わたしの場合 WX-310K, W-ZERO3 [es] しかない) で管理画面に入って修正が必要だが、WILLCOM の電波が届かない場所だと困る;-) もしくは、Mobile-Eye を改造して管理画面にも対応とするか……。