きのう29日より、阪急電車などで優先座席区画が復活しました (プレスリリース PDF)。情報はだいぶ前に入手していましたが、書く機会を逃してしまっていました……。
阪急神戸線、宝塚線は、どちらかというと高級な住宅街を通るので、阪急は「全席を優先座席にする」というアイディアが定着すると思ったのでしょうが、実際には「若い人も座りたい」のでした ;-) 新聞報道などでは「譲ってくれない」という苦情が多いと書いてありましたが、生徒・学生は部活動や塾学習でしんどいし、ビジネスパーソンは残業などで疲れるわけです。そんなとき、高齢者や妊婦さんなどに譲るなんて無理があります。全席優先席は、「機会の平等」を重視したものですが、結果的には、「結果の平等」を実現する「優先席の設置」が勝利したということですね。
そもそも、「座席を譲るような人は最初から座らない」のです (空席があるのに立つ人がいますよね)。そう、「座席を譲る」というのは偽善行為なのです。メジャーな弱者 (高齢者や出産直前の妊婦) であれば、席をゲットできることが多いですが、マイナーな弱者 (若いけど膝が弱い、盲人や妊娠初期の妊婦 etc) は、ほとんど譲ってもらえません。マイノリティーの中のマイノリティーが虐げられるという問題があるのです。そのため、いっそのこと「席を譲る」行為はするべきではありません。老人が乗ってきたから席を譲ったら、実は、その隣に松葉杖の人がいて、席に座りたいと思っていたかもしれません。そして「後から乗ってきた老人に座らせるなよ」と思うかもしれません。しかし、そういう文句はなかなか言えるものではありませんよね (わたしは言うけど ;-)。マイノティー中のマイノリティーは発言力が弱いのです。こういう不公平が発生するならば、座席なんて譲らない方がマシです。「この席を必要とする人がいるかも」と考えるぐらいなら、最初から立っているべきでしょう。席に座るなら、責任を持って最後まで座ってください。(注意: これは電車の場合です。バスは空席があれば必ず着席するべきなので、話は違います)

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